岩手県大船渡市三陸町。越喜来半島に聳え立つ我が学び舎「北里大学水産学部(現・海洋生命科学部)」。学生時代、地元の方々は地方からやってきた若造の我々に、親のように接してくれた。2011年3月の震災にて我々の「第二のふるさと」は波に飲まれ、多くの尊い命が奪われた。受けた恩は返すもの、そして今こそ、その時。このブログは「三陸の父、母」に思いを届ける場。卒業生の思いよ、ここに集え。

水産学部

北里祭を訪ねて

今週末27日に銀河連邦の仲間である神奈川県相模原にて「音楽しよう」と言う、大船渡応援イベントが開催されます。お時間のある方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
以前紹介した大船渡楽器サポートの葛西さん(元佐藤デンキ商会)もいらっしゃいます。

サイトはこちら(別ウィンドウで開きます)→「音楽しようhttp://ajisai-concert.blogspot.com/2011/10/blog-post.html

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11月5,6日に北里大学相模原キャンパスで、「北里祭」が開催され、家族で行ってきましたので御報告します。
私は6日に足を運びました。あいにくの天気ではありましたが、賑わっていました。
現在大学全体が工事中と言った感じでしたが、相模原キャンパスで過ごした10ウン年前の面影もそこかしこに残っていました。
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海洋生命科学部(旧水産学部)は現在、クレッセント棟(私が在学中は学食でした)に居を移しています。
壁には海洋生命らしく、大漁旗が掲げられていました。
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その中には、長根荘、コスタ三陸のものも。
学部名が「海洋生命」となっているので、最近送られたものかもしれません。

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そこかしこに岩手を応援する旗が。

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館内では「水族館(普段もご覧になれます)」を初め、三陸の物産展や三陸キャンパスの紹介などがありました。
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このパネルは先日、当ブログでも紹介した「海底清掃ボランティア」の活動紹介です。
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本来ならば三陸で開催されるはずの「漁火祭」はしばしの中断を余儀なくされます。
漁火祭の紹介もされていました。
私は軽音楽部に所属していたので、漁火祭での演奏は一年の活動の中でもとても楽しみにしていました。

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模擬店では三陸の幸を炭火焼で提供していました。

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学生達が必死で焼いていました。

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「三陸は美味い!」
良い匂いに誘われて、長蛇の列でした!

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別の棟では学部の進路相談が行われていました。
このパネルは私がいた研究室の現在のものです。

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プランクトンネットのサンプリング標本に興味津々。

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透明標本は多くの方が手に取り、見入っていました。
こう言ったことから、高校生達も海洋生物に興味を持っていただき、いずれ我々の後輩となって日本の水産を担って欲しいものです。

構内では懐かしい先生や友人、先輩達の姿も見られました。

実は前日、震災後にTwitterなどで知り合った、現役生や先輩達と盃を交わしました。
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世代は違えど、普通に話せる。
それも三陸での生活があってこそ。

これからも三陸に、エールを送り続けたいと思います。


北里生の活動報告

現在はまだ、ネット環境が完全に整っていないと言うのが、大船渡市を初めとした我々の「第二のふるさと」の現状ではあります。
しかし、いつか三陸の皆様がご覧になった時の「勇気」や「応援」になれば!と、多くの卒業生がネットを使い、三陸への思いや卒業生へのメッセージを発信しています。

私も参加させていただいている「三陸町の復興を考えたい」と言うfacebookページがあります。
私から見れば、大先輩を中心に運営されているページですが、そこに一人でも多くの卒業生に伝えたいメッセージが載せられているので、こちらにもご紹介させていただきます。
写真はこちらがお借りした、10月の海底清掃のものです。


「三陸町の復興を考えたい」は、北里大学水産学部(現在の海洋生命科学部)の卒業生の集まりから始まりました。まずは、同じ卒業生の皆さんに、この活動について知っていただきたいと思っています。

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11月23日、崎浜での海底清掃が行われます。北里大学卒業生や潜水部OBらが中心となって、崎浜漁港での漁業復興のために、震災以降継続的に行われてきた活動です。


 中心となって活動しているメンバーは、自分の仕事との両立や費用の持ち出しなどに努力しながら、地元の漁協の協力、大学関係者、現役学生の参加などの調整も行ってきました。

また、同じ目的を持った団体との連携や、潜水活動を補佐する陸上支援なども模索しながら、息の長い支援を行っていく途上にあります。


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震災以後に様々な支援活動や寄付など、第二の故郷に対する痛みと祈りを行動に移してきた方も多いことでしょう。しかし被害は甚大です。我々をいつも見守ってくれていた心暖かい人々と、社会人となるまでの数年を育んでくれた大自然とに、安らぎや穏やかさが、以前と同じように戻るまでには、まだまだ時間と支援が必要です。

 


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海底清掃のメンバー達は、そうした状況の中でも、未来の希望を語ることのできる人材です。潜水活動などには資格や経験が必要です。先輩後輩・OBであるかないかを問わず、共に活動をしてくれる有資格者の参加を呼びかけています。活動はこれからも継続されますので、可能な方は、どうか参加を検討していただけないでしょうか。また、参加できない者にもできる支援として、この活動に対する資金を寄附し、応援してもらえないでしょうか。少しずつでも、未来へ繋ぐ希望を語ることで、越喜来の、三陸町の方々を応援していこうではありませんか。

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前回の活動内容もこの「三陸町の復興を考えたい」で報告していますし、今後も継続して行っていきます。提言も、お待ちしています。

 

とりあえず出来ることからと始めた活動ですので、至らない点も、更なる工夫が必要となる事柄も、たくさんあると思います。そうした意見や提案も、今後の活動の糧にしていきたいと思っていますので、どうかこの「三陸町の復興を考えたい」への書き込みもお願い致します。

私たち、三陸町で学生時代を過ごした者には、肺の底にあの時の空気が、血液には越喜来湾の海水の一部が、まだ残っているように思えてなりません。浦浜から崎浜への道路のカーブを、身体が覚えていませんか?やはり我々の第二の故郷は、三陸町だと思うのです。その故郷に恩返しをしたい気持ちを、皆さんと共に、活動で支援で言葉で、表していきたいのです。

 

ご協力を、お願い致します。



facebook内にはその他にも様々な情報が集まってきます。
<協力:「三陸町の復興を考えたい(facebookページメンバー)」>

「大漁踊りへの思い」

急に都内も涼しくなりましたが、皆さん風邪などひかれていませんか?
8月の越喜来でのイベントで復活された「大漁踊り」の件は、以前紹介させていただきました。
その内容及び現地に行かれた先輩さんより、レポートを頂きましたのでここに紹介させていただきます。
写真はこちらにてレイアウトしました。


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(2010年8月撮影)


「大漁踊りへの思い」
北里大学水産学部(現在は海洋生命科学部)の学生は、最初の1年間を神奈川県相模原市で過ごし、卒業するまでの3年間を、大船渡
市三陸町で学びます。
相模原で、いわゆる「普通」の学生生活をスタートさせ、秋の学園祭で
三陸の先輩がやってきて披露する「大漁踊り」なるものを目にした
第一印象は「???」かもしれません。
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(相模原キャンパスに掲げられる大漁旗、一番上の旗は先日、漁を再開した「二ツ水漁場・第18小壁丸」のものです。二ツ漁場は連日多くの魚が獲れているようです【2011年9月22日現在】)

整然と並ぶ学ラン姿、太鼓の
響き、いきなり現れる赤い褌姿で駆け回る集団。来年度からの三陸生活に漠然とした不安を覚えるかもしれません。 2年生になり、三陸町に住むことになった学生は、「なにもない」と、嘆きます。
同じアパートや下宿の先輩が、どことなくどっしり
と構えているのに対し、傍目にもひ弱に見えます。
そんな後輩に、
先輩はいろんなことを教えてくれます。
釣りのポイント、食堂のお
すすめメニュー、夜のドライブ、夏虫山から見る景色、蛍の乱舞…

崎浜や浦浜の風に吹かれているうちに、見栄とかハッタリのよう
な、余計な皮膚が削がれ、漁師町の気風を感じることができるよう
になってきます。
 帰省先から戻って、近所のおじさんやおばさんから「おかえり」と
声をかけてもらうようになると、そろそろ大漁踊りの練習が始まり
ます。

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大漁踊りの始まりには諸説ありますが、いずれにしても40年ほど
前の学生が始め、代々の体育会系の学生が受け継いできた、数十名から百名あまりで行うパフォーマンスです。
 
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大漁旗を高々と掲げ、太鼓を打ち鳴らし、学ランの学生が威嚇する
ように並びます。
始まるのは、口上とそれに続く歌に合わせたコミ
カルな踊り。表情はあくまで真面目で、ふざけたような歌を歌い、笑いを狙うような踊りをしながらも、統制のとれた動きには乱れが
ありません。
口上を、歌を、踊りを見ていて、ちょっと手拍子でも
と思い始めた時、隣にいた学生が突然服を脱ぎ始めます。赤い褌だ
けを身につけた、赤フン隊の登場、乱入です。
縦横無尽に走りまわ
りながらも、歌と踊りは続きます。そして、最後に全員が収斂する
歌が歌われます。

放浪歌



少し長めの口上から始まるその歌は「水産放浪歌
」。
時に怒鳴るように、あるいは叫ぶように歌われるこの歌は、水
産学部の学生のいわばソウルソングです。
「洗練」とか「スマートさ」とは無縁の、無骨で野暮ったくて粗野なパフォ
ーマンス。
大漁踊りは、三陸町で自分の個性と出会った学生達の、
荒ぶる魂を、センチメンタリズムを、馬鹿なことに真剣に取り組む
開き直りと誇り、連帯感を主張し、表現したものです。
自己満足か
もしれないけれど、俺達にしかできない、そんなパフォーマンスを
通して、学生時代の友人が生涯の友となるのです。
大学での、三陸町での、大船渡市街での、相模原での、披露する場
を経験する毎に、彼らの表情は誇らしくなっていきます。そして、
踊りを見る側の学生も、その誇りを共有していくのです。

厳しい冬を越し、三陸町を去り難そうな卒業生を見送って、新2年
生を迎える頃、かつてのひ弱そうだった学生は、少し逞しくなった
先輩です。
彼らは、異邦人のようだった自分たちを受け入れてくれ
た人々の、海の山の川の、懐の深さに気付いています。後輩を連れ出しながら、三陸の自然を人情を、水産学以外にも学ぶフィールド
の広さを感じながら、三陸町が「第二の故郷」となっていくのです。

いつからか、この大漁踊りは、途絶えてしまいました。
口上や歌詞
に、前時代的な表現があることが理由かもしれません。また、飛躍的に変化したインフラや学生生活の変化に、そぐわなくなったから
かもしれません。
しかし、大漁踊りに込められた、水産魂を持ち続
けるOBがいます。心の中に、三陸町で素の自分に出会い、友人を得て、第二の故郷を思う気持ちを、今も持ち続けるかつての学生で
す。

最初は「なにもない」と思った景色が、「かけがえのない」故郷と
なったかつての学生は、今回の震災に大きな衝撃を受けました。
ぐに行動を始めた人もいます。情報を集めながら、三陸を目指した
人もいます。


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(今回復活の第一声を呼びかけた山本君・震災後、越喜来に何度も入り海底清掃のボランティアをしています)

自分が経験していない大漁踊りを、三陸町の夏のイベントで披露し
たい。越喜来の方々へエールをおくりたい。という後輩卒業生達の声を耳にした時、かつての学生たちは、今も水産魂が健在であることを知りました。そして、全国各地から、年代を問わず、約20名が三陸町へ帰省することができました。

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今回の大漁踊りは、決して
満足のいく出来ではなかったかもしれません。しかし、水産放浪歌の歌詞を変更し、エールをおくった気持ちが、祈りが、少しでも届いたなら、と願っています。
残念ながら、今回参加できなかった仲間と共に、まだ何をすべきか
迷う仲間を加え、これからも自分達の故郷のために、また、未来の後輩たちが三陸を経験することができるように、活動していきます

私達の恩返しは、これからです。

「大漁、故郷に錦を飾る 大漁、故郷に錦を飾る
    大漁、故郷に錦を飾る 大漁、故郷に錦を飾る」


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協力:
文章 15期卒業生
写真・監修 三陸を思う全ての卒業生

記事内の写真は撮影者の許可を得て使用しており、写真の著作権は撮影者に帰属します。
権利者の許可なく無断使用を禁止します。
また〈Facebook〉okirai goblin PROJECTとの共同レポートの為、写真にogPJTのロゴが入っています。

三陸レポート2011夏 Vol.1

初盆を迎えた8月中旬。発災後、二度目の越喜来入りをしました。催し物のお手伝いや取材を兼ねての三陸入り。今回から数回の記事に分けて、各催し物や私感を紹介して行きます。


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今回は8月14日に越喜来中学校で開催された「okirai summer2011」と銘打った、ステージパフォーマンス中心のイベントについてです。

続きを読む
【ブログについて】
三陸の皆様へ向けての情報発信は
ブログ「拝啓、三陸の皆様。
卒業生への情報発信は
ブログ「越喜来チルドレンの集い」にて行っていく予定です。



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